「論理的思考 最高の教科書」を読んで理解したことのまとめ1
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まだ読んでいる途中だが、論理的な説明とはどういうものかが理解できる良い本だと思う。
備忘録として。そして記憶の定着を目的に記事に残しておく。
観察語と理論語
観察語:直に観察できる対象や性質を表す言葉。(例:傷跡)
↕︎
理論語:観察して直接的に確認することができないものを表す言葉。使用する範囲と条件を明示しないと使えない。(例:努力する。評価する)
接続表現
種類 | 用途 | 表現 | |
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順接 | 付加 | 前文に新たな情報を付加する | そして、しかも、むしろ |
帰結 | 何らかの前提から結論に帰結させる | だから、なぜならば、理由としては、したがって、それゆえ、とゆうのも、〜ので、〜から | |
例示 | 具体例を示す | 例えば | |
逆接 | 否定 | 主張を変える | だが、しかし、ただし |
譲歩 | 肯定した後に否定する | たしかに、もちろん | |
比較 | 複数の事柄を比較する ただし、比較する事柄に一定の共通点があると同時に、相違点もある場合に限って使う |
一方、他方、それに対して |
論証の二大分類
演繹的論証 | 前提を真とすると必ず結論も真になるような論証 | 真理保存的 |
帰納的論証 | 前提となる根拠が仮に真だとしても、結論が必ずしも真とは言えない論証 | 真理保存的ではない |
妥当な論証と正しい論証
「妥当な論証」とは、根拠から結論が論理的に間違いなく導出される論証
「正しい論証」とは、妥当な論証で、かつ、前提が全て真の論証
帰納的論証の4つのタイプ
番号 | 名前 | 内容 |
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1 | 帰納法(枚挙型論証) | 収集した個別根拠から一般的結論を引き出す論証 |
2 | 投射(プロジェクション) | 収集した個別根拠から、次に集められるであろう個別の事例についての結論を引き出す論証 |
3 | 類比、類推(アナロジー) | 異なる複数の事象間に共通すると思われる特徴、性質Aがある場合に、別の性質Bも共通しているのではないかと考える論証 |
4 | 仮設形成(アブダクション) | 「ある仮説を立てるとその事象の説明ができた。だからこの仮説は正しいだろう」と推測する論証 |
上記4つの帰納的論証に共通する特徴
前提となる根拠が仮に真であっても、そこから導かれる結論は必ずしも真ではない
前提となる根拠に比べて結論で情報量が増える
帰納的論証の詳細
論証:ある根拠から、何らかの結論を出したり、主張をすること
論拠:根拠から結論を導く際に生じる飛躍を埋める仮定
根拠は経験的事実であり、論拠は仮定である
根拠から結論を導くときには必ず飛躍が存在する。どの程度の飛躍なら許容範囲か⇨根拠と結論の間に適切な論拠が推定できる程度
根拠自体には意味が内在していない、それに外から意味づけをするのが論拠